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2020.03.26

WING

ありがとう、空自偵察航空隊RF-4E/EJ!

59年の歴史に幕、偵察航空隊が廃止に

 航空自衛隊は3月26日、同日付で百里基地に所在する偵察航空隊を廃止したと発表した。偵察航空隊は1961年12月に松島基地で偵察機RF-86Fを装備して新編し、翌1962年8月には入間基地に移動して活動。その後、1975年10月に百里基地に移動して、偵察機RF-4Eに機種更新した。以来、百里基地を拠点に航空自衛隊唯一の偵察部隊として活動してきた。なお、1992年には通常の戦闘機F-4EJを改修したRF-4EJも導入している。
 航空総隊直轄部隊である偵察航空隊の任務は、偵察機に搭載した光学・赤外線カメラなどにより、陸・海・空の様々な作戦に必要な情報を収集し、上級司令部に提供すること。
 それ以外でも地震や火山噴火などといった自然災害の発生時において情報収集活動を行い、その被災状況を関係機関に資料提供した実績を有する。
 過去5年だけでも2014年9月の御嶽山噴火・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

※写真=退役したRF-4E偵察機。59年の歴史に幕(提供:百里基地)