2020.03.10

WING

空自偵察航空隊、飛行訓練終了セレモニー実施

部隊廃止の日まで油断無く任務を継続する

 航空自衛隊・偵察航空隊は3月9日、3月末に迫る偵察航空隊の廃止に先立ち、飛行訓練終了セレモニーを航空自衛隊百里基地で実施した。今後RF-4E/EJは、偵察飛行隊廃止の日まで自然災害などでの出動が命じられない限り飛ぶことが無いとのこと。
 当日は3機の偵察機RF-4E/EJが飛行を実施。着陸後のラストフライト恒例の消防車による水掛けを行った後、第501飛行隊長の岡田智光2等空佐が飛行を伴う訓練の終了を偵察航空隊司令の朝倉譲1等空佐に報告。感謝の気持ちを込めてRF-4E/EJに機体に御神酒をかけ、長年の任務に従事してきた機体を労った。
 朝倉司令は飛行訓練終了による訓示として、「偵察航空隊として、100%の稼働率を維持し、飛行に係る錬成訓練を終えることができた。これは、航空自衛隊唯一の航空偵察部隊の一員として、(隊員)一人一人が誇りを持ち、任務に真摯に邁進した結果だ」と述べ、「錬成は終了するも、偵察航空隊の任務は部隊廃止の日まで継続する」とし、自身の指導方針である「そなえよつねに」の心構えを忘れず、基本に忠実に最後まで油断すること無いことを求めた。
 また、第501飛行隊の岡田飛行隊長は記者達の質問に対し、「一言機体に声をかけるならば、『ありがとう』の一言に尽きる。今まで様々な任務をこなしてきたが、飛行機に意思があれば、国民の負託に応えられるように頑張ってきたと言うだろう」と語った。また、飛行訓練を終えての感想、もう一度乗りたいかと問われると「あくまで訓練が終了したに過ぎず、もう一度飛行する可能性もゼロではない。だが、その状況は災害発生時など国民にとって不幸な事態が起きている状況。そういう意味で、もう乗りたくない」と答えている。・・・

 

※写真=偵察航空隊は3月9日、飛行訓練を終えた。だが、部隊廃止の日まで即応体制を継続する

※写真=偵察航空隊司令の朝倉譲1等空佐は「最後まで油断することの無い様に」と訓示した(写真上)。第501飛行隊長の岡田智光2等空佐が飛行訓練終了を報告する(写真下)

※写真=感謝の思いを込め、機体に御神酒をかける

※写真=ラストフライト恒例の水掛けを行う。部隊廃止となるだけに、隊長はじめパイロットから整備隊員まで皆が水を掛け合った