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2020.01.17

WING

河野防相、陸型イージスの安全性確認

山口の独自調査協力、秋田あくまでゼロベース

 河野太郎防衛大臣は、去る1月14日に米国の太平洋ミサイル試射施設を訪れて、イージス・アショアの安全性を改めて強調した。配備を目指す山口県で、地元が独自に行うとする検証については「しっかりと協力をしていきたい」と述べた。さらに、もう一方の秋田県では、再調査を十分に行って、新屋演習場ありきでないゼロベースで判断していく姿勢を示した。
 イージス・アショア視察後に河野大臣は、すでにルーマニアで稼動する施設でも安全性に問題がなく、静音性についても体感したとして「北朝鮮のミサイルの脅威から、しっかりと日本を守っていくという、非常に重要な施設」との考えを述べた。
 国内への配備に当たって、資料ミスなどの不手際によって、山口・秋田の両県で地元から反発の声が挙がり、再調査を実施。山口県むつみ演習場は改めて適地だと判断したところ。年度内は再調査が続くと見られる秋田県新屋演習場では、住宅地との距離が近いことが問題視されている。河野大臣は、適地選定をゼロベースとしながらも、見学したイージス・アショアでは保育施設が非常に近い位置に設置されていると説明。住宅地との距離は重要な要素としながらも「安全性は高いと考えている」と話した。・・・

 

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