2020.01.15

WING

降下訓練始め、日米空挺隊員約380名が落下傘降下

米軍の参加は今回が初、日米同盟の深化を象徴

 防衛省・陸上自衛隊では1月12日、第1空挺団が「令和2年降下訓練始め」を、千葉県・習志野演習場で行なった。今年の降下訓練始めには陸上自衛隊からは第1空挺団を基幹に人員約600名、米陸軍からは第82空挺師団、アラスカ陸軍第4-25歩兵旅団戦闘団などの約80名が参加。内、陸自隊員約300名と米陸軍約80名がパラシュート降下を実施。また、航空自衛隊からは第1輸送航空隊(小牧)のC-130が3機、第2輸送航空隊(入間)のC-1 2機、第3輸送航空隊(美保)のC-2 1機の計6機の航空機が参加、米空軍からも第374空輸航空団(横田)のC-130J 3機が参加している。ちなみに、「降下訓練始め」への米軍の参加は今回が初めてとのことで、日米同盟の深化を象徴する行事となった。
 当日は雨もぱらつく、生憎の天気であったものの、見事に降下して多くのパラシュートの花を大空に咲かせていた。また、降下後の訓練展示では、上陸した敵に対する着上陸作戦の一連の流れを展示した。
 また、当日に視察に訪れた河野太郎防衛大臣は降下訓練始めに先立って、跳び出し塔・降下訓練塔を体験。訓練装具を身につけた河野防衛大臣は、地上11メートルの人間が最も恐怖を感じる高さから、「河野太郎、頑張ります!」のかけ声ともに、威勢良く、見事に跳び出した。また、高さ約80メートルの降下訓練塔では、クレーンにより吊り下げられた状態で、その展望を楽しむ豪胆ぶりを隊員や報道陣に示した。防衛大臣の跳び出し塔・降下訓練塔体験は、元陸上自衛官で第1空挺団レンジャー教官の経験もある中谷元 元防衛大臣以来とのこと。
 河野防衛大臣は、降下訓練始め終了後のぶら下がり記者会見で、「(隊員諸官の)先頭に立ってと、日頃言っておりますので、やれる事はしっかりやらなきゃいかんと思って、やりました」と有言実行を果たすべく跳び出したと感想を述べるとともに「今日の跳び出し塔はうまくいった」と語った。

 

訓練展示のシナリオは離島侵攻対処、今年で5回目

 

河野大臣「日米同盟の絆の深まりを実感」
空挺徽章交換式も初の公式行事化

 

※写真=第1空挺団は1月12日、「令和2年降下訓練始め」を千葉県・習志野演習場で実施した。今年の降下訓練始めには陸自隊員約300名と米陸軍約80名がパラシュート降下を行なった

※写真=河野太郎防衛大臣も訓練に先立って、跳び出し塔などを体験。「河野太郎、頑張ります!」のかけ声ともに、見事に跳び出した

※写真=米空軍C-130Jから降下する陸自第1空挺団員。

※写真=偽装服を着た狙撃班を運ぶUH-1J

※写真=CH-47により空輸された120ミリ迫撃砲を回収・射撃陣地を素早く構築する空挺隊員

※写真=87式地雷散布装置を装備して、地雷原を構築するUH-1J

※写真=降下を記念して空挺徽章をお互いに付けあう日米隊員

※写真=河野防衛大臣は訓示にて日米同盟の絆を強調した