2019.12.09

WING

河野防相、20年度予算で隊員の環境改善重視

「優先順位高く」、優先順位付け的確な取得へ

 河野太郎防衛大臣は12月6日の閣議後会見で、2020(令和2)年度予算で自衛隊員の活動環境について、重点を置いて要求する考えを示した。年末の予算編成に向けた考え方を聞かれ、河野大臣は「隊員が力を最大限発揮できるような環境整備は優先順位を高くしてやらなければいけない」と話した。
 自衛隊の環境としては、具体的には「災害派遣時あるいは平常時、それこそ簡易ベット」など多岐にわたるものだとして、生活環境の改善にも視野を広げる考えだ。自衛隊はこのところ、募集の減少などの経緯から人手不足の深刻化が問題となっている。そのため、勤務環境や生活環境の改善の必要性が叫ばれるようになり、20年度予算ではこうした隊員の活動あるいは生活の環境改善に力を入れる方向性が示された。
 20年度予算では、概算要求どおりとなれば過去最大の5兆3222億円であり、認められれば8年連続で過去最大を更新することになる。河野大臣は、中期防ですでに防衛費の方向性が定まっているとし、その中で「必要な防衛装備を着実に調達していかなければならない」と述べた。
 日本周辺の北東アジアの安全保障環境は、中国が極めて速いスピードで軍事拡大をしている状況で、さらに北朝鮮ではミサイル発射技術の取得を進めている状況。「しっかりとこの国の防衛をしていかなければならない」中で、財政面では「限りがあり、財政状況も極めて悪い」と話し、厳しい財政状況の中で必要なものを求めていることを強調した。

 

装備品サプライチェーン強化に意欲
大企業「トップ認識不足」、中小は経営基盤弱く

 

市ヶ谷からビニール袋消える、環境改善へ取組み

 

 防衛省は環境省の「レジ袋削減に向けた各府省での率先取組の要請」を受けて、市ヶ谷地区に入居するコンビニ、売店等の店舗の事業者に対し、1ヵ月程度の周知期間を置いた上で「来年1月20日を目標にすべての店舗においてレジ袋の配布を原則中止し、マイバックの使用などに切り替える」とした。市ヶ谷地区以外でも、順次、切り替えを進めるとして、省全体を挙げて取り組む考えだ。