記事検索はこちらで→
2019.11.18

ウイングトラベル

中部空港決算、免税伸びて増収も利益前年並み

通期は当初計画通りも韓国・香港先行き不透明

 中部国際空港会社の中間(4-9月)決算は、売上高が前年同期比10.8%増の359億8000万円と増益だったものの、営業費用は13.3%増の187億4000万円とそれ以上に膨らみ、営業利益は0.3%減の59億6000万円と微減、経常利益は6.2%増の59億2000万円、中間純利益は0.5%増の38億3000万円と利益ベースではほぼ前年並みとなった。
 売上のうち、空港事業は8.2%増の157億2000万円、商業事業は3.0%増の187億4000万円で、とくに商業事業の訪日旅行者向けの免税店売上の伸びが貢献した。
 空港系収入の国際線事業は中国、東南アジア、台湾線などの新規就航・増便が相次いだ結果、前年同期比で8億1000万円の増収。国内線事業も堅調に推移して2億1000万円の増収があるなど、空港系事業の売上高は好調に推移した。

 

※写真=記者会見する中部空港会社の各務正人副社長社長