2019.08.09

ウイングトラベル

JTB総研、19年訪日客7.4%増の3350万人予測  

韓国からのキャンセルでさらに鈍化の可能性も

 JTB総合研究所は、上半期のデータをベースに、2019年の訪日旅行者数を前年比7.4%増の3350万人と予測した「データで見る訪日インバウンド市場トレンド」をまとめた。主要市場の減速の影響で、前年の伸び率8.7%増を下回る。ただし、7月上旬に始まった韓国からの訪日旅行キャンセルは盛り込まれておらず、これが長期化すれば、この予測はさらに下回る可能性がある。
 同書によると、2019年上期の訪日客は前年の自然災害の影響が残り、韓国は前期比3.8%減、台湾は1.0%減、香港は1.1%減と東アジア4大市場のうち3大市場でマイナスとなった。
 また、訪日だけでなく、最大市場の中国ではアジアへの旅行者数全体の伸び率が下がり、タイの海外旅行者数も伸び率も鈍化、韓国、香港の海外旅行者数も減速している。
 台湾、香港では訪日旅行需要が韓国に流れており、中国でも訪韓旅行者数が前年の反動増となっており、訪日旅行の伸び率が鈍化した要因となっている。
 下期は中国、韓国、台湾、香港の4大市場で、前年の災害の影響からの反動増が期待され、上期より伸び率が上昇すると予想しているが、年間の伸び率は前年を下回ると予測した。

 

 中国から年間950万人、1000万人近づく
 欧米豪425万人、ラグビーW杯が貢献見通し

※訪日旅行者の推移と予測(JTB総研作成)