2018.04.27

WING

ハリス太平洋司令官が旭日大綬章を受章

強固な日米同盟を再確認、世界平和の維持に貢献

 米太平洋軍司令官のハリー・B・ハリス海軍大将は4月26日に防衛省を訪れ、小野寺五典防衛大臣、河野克俊統合幕僚長を表敬訪問。日米同盟の強化を確認するとともに、約3年間の太平洋軍司令官としての功績を讃え、勲章伝達式で小野寺大臣から旭日大綬章を受章した。ハリス司令官は、その後の人事として、駐韓大使に内定したとされる。また、後任の太平洋軍司令官には、海軍艦隊総軍司令官のフィリップ・デービッドソン大将の就任が決まっている。
 ハリス司令官は当日、河野統幕長とともに儀仗隊による栄誉礼で迎えられた。その後、河野統幕長との意見交換では、「このたび素晴らしい勲章を受け取ることができ、心から光栄に思う」と喜びの意を示し、さらに「この勲章は太平洋軍で働く全員を代表して受けとりたい」と述べ、謝意を示した。日米同盟に話が及ぶと、「世界のグローバルな安全保障を見たときに、日米関係が果たす役割は非常に大きい」と話し、強固な日米同盟だからこそ、平和が保たれていることを説明した。また共通の脅威に直面していることにも触れ、それによって「強い同盟ができている」と強調。さらに、日米関係の深化には、統幕長の活躍があったとして、感謝の意を示した。
 続く小野寺大臣の表敬では、勲章伝達式が行われ、ハリス司令官が旭日大綬章を受章した。その後の意見交換では、小野寺大臣から27日の南北首脳会談について触れ、「私たちは核・ミサイルさらには拉致問題と様々なことを解決するまで、北朝鮮に対する圧力を決して緩めない、これが日米共通の認識」だと述べ、改めて日米の連携強化を確認した。さらに小野寺大臣は、ハリス司令官の駐韓大使内定の報道を受けて、「今度は大使としてさらなる重要な役に就くと聞いている。新たな活躍を期待している」と述べた。
 ハリス司令官は「日米関係の重要性については、極めて重要なもの」との考えを示し、これは日本と意見が同じであるとした。さらに、日米韓3ヵ国の関係、そのほか友好国との関係に加え、北朝鮮に対し圧力をかけ続けるという両国の立場について、現在、極めて重要な時期、との認識を示した。

 

 安倍総理を表敬、北朝鮮情勢の認識一致を確認

 ハリス司令官はこの日の夕方、安倍晋三内閣総理大臣を表敬訪問した。安倍総理からは、ハリス司令官が旭日大綬章の受章に祝意を述べ、先日の訪米時の首脳会談で強固な日米同盟を再確認したことを説明。これまでのハリス司令官の貢献に謝意を示した。ハリス司令官は、安倍総理大臣とトランプ大統領、小野寺防衛大臣とマティス国防長官との関係に触れ、あらゆるレベルで日米関係が強力になっていることを説明した。
 また意見交換では、北朝鮮情勢について、完全・検証可能・不可逆的な方法で、すべての大量破壊兵器、およびあらゆる弾道ミサイルの計画を放棄する必要があることを再確認した。北朝鮮に対して、関係国との協力などにより、最大限の圧力を維持していくことを確認した。また、地域情勢についても幅広く意見交換を行った。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日米間の協力を一層強化していくことで一致した。

 

※写真=河野統幕長と儀仗隊による栄誉礼を受けるハリス司令官

 

※写真=小野寺大臣との会談

 

※写真=小野寺大臣との会談