記事検索はこちらで→
2019.03.20

ウイングトラベル

訪日旅行者3.8%増、4大市場が急減速

中国・韓国・香港が微増、台湾は微減に

 日本政府観光局(JNTO)によると、2月の訪日外国人旅行者数は前年同月比3.8%増の260万4000人となり、2月単月で過去最高だったものの前月の7.5%増から、さらに伸び率が鈍化した。韓国、中国、香港が微増、台湾が微減になるなど主要4市場に急激に減速した。一方で、経済成長を背景にベトナム、フィリピン、タイなど東南アジアが好調に推移した。
 市場別では、17市場が2月単月で過去最高を記録したものの、台湾、英国、イタリアの3市場が前年実績を下回った。
 韓国は前年同月比1.1%増の71万5800人と微増に留まった。韓国経済の低迷で海外旅行需要全体の伸びが鈍化。中国は1.0%増の72万3,600人。中国経済の減速による海外旅行需要の伸びが鈍化し、クルーズ船寄港数が減少した。台湾は0.3%減の39万9800人。旧正月休暇が1月末からの前倒しと、チャイナエアラインのストライキによる日本路線の欠航なども影響した。香港は0.5%増の17万9300人とほぼ前年並みだった。

 

 ベトナム7割増、東南アジアで第2の市場に
 経済成長でタイ、フィリピンも2割増の伸び
 米国・カナダ好調、クルーズ需要が旺盛
 英国・イタリアがマイナス、ロシア13%増

※表=1月の訪日外客数(JNTO推計)