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2019.03.08

WING

レオナルド、中日本航空とAW609導入調査でMOU

ティルトローター機の日本市場可能性を共同調査

 レオナルドと中日本航空は3月7日(米アトランタ時間)、AW609商用多用途ティルトローター機の日本導入のための要求事項を調査研究するための共同作業グループの設置について合意(MOU)を結んだ。中日本航空によると、今後12ヵ月に亘り航空医療搬送、災害緊急対応、報道取材、その他新たなビジネス分野も含め、将来のAW609の導入の可能性を探っていくという。
 世界初の民間商用ティルトローター機であるAW609は、米連邦航空局(FAA)による型式証明を前に、その量産が米国フィラデルフィアで始まっている。同機はターボプロップ機の速度性能と高度2万5000フィートでの飛行、最大航続距離2000キロメートルといった飛行性能と、与圧キャビンによって、機内の快適性だけでなく、例えば患者の医療搬送環境を向上する。
 

 

※写真=アトランタで開かれているヘリエクスポ2019でMOUに調印した中日本航空
(右)とレオナルドの代表(提供:レオナルド)

※写真=AW609商用ティルトローター機(提供:レオナルド)