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2012年11月15

 ANA伊東社長、中国線「業務渡航中心に底打ち」
 他社運休減便で小型化対応のANAに需要流入
 
 全日空(ANA)の伊東信一郎社長は11月14日、尖閣諸島問題で渡航需要に影響が出ていた中国路線について、「他社の減便などによって、貨物も含めた需要の流入もあって、日本発のビジネス需要を中心に底を打った感も出ている」ことを明かした。ANAは尖閣諸島問題で日中関係の緊迫度が増して需要が減退するなか、他社が減便・運休といった措置を講じる一方で、機材の小型化に踏みとどまった。その結果、旅客・貨物需要が他社からANAに流れてきたと分析していて、小型化に踏み留まった効果が現れてきたことを強調した。ただ、10月の国際線旅客数は、東日本大震災が発災した翌月の2011年4月以来、18カ月ぶりに前年割れ。ANAが注力してネットワークを拡げてきた中国線は、業務渡航を中心に需要低下が底を打った感がみられたようだが、まだまだ観光需要が厳しい状態が続いており、その影響が数値にはっきりと現れた形だ。


日刊旅行通信 CONTENTS


<トップニュース>
★ANA伊東社長、中国線「業務渡航中心に底打ち」
 他社運休減便で小型化対応のANAに需要流入
 中国線11月、旅客数が前年25%減と依然厳しく
<旅行関連>
★伊藤淳史さんが「ジャルパック」社員として奮闘
 TBSの新ドラマ、成田空港舞台にトラブル解決
★日旅、今期の学生旅行は3%増1万8500人目標
★JTB24社9月、海外1.0%減・国内3.1%減
★HIS9月、海外353億1700万円、単月で過去2番目
★トップツアー9月、海外2.8%増29億2507万円
★韓国への渡航者向けにプリペイドカード発行
★クラツー、専用列車で行くボジョレーの旅
★クルーズアドバイザー試験、今年は526名が合格
★第3回東北観光博実行委、17日に秋田県で開催
<航空関連>
★AFL、座席サービスを「Space+」に改称、料金改定
★ANA、マイルサービスの積算率などを順次更新
★JAL、ボージョレー・ヌーヴォーを機内で提供
<観光統計>
★ドイツへの渡航需要好調、1-8月は日本人17.6%増
<デスティネーション>
★シンガポールの日本人訪問者、今年70万人超え
 STB“ポスト・マリーナ・ベイ・サンズ”へ新素材
 成田−シンガポール線をA380ダブルデイリーに
 SIA 年末から運航、チャンギ乗継ぎサービス強化
★コロラド、UAL直行便就航前にワークショップ
 現地サプライヤー6団体来日、商品造成訴え
<ホテル>
★ウェスティン、全世界でギア・レンディング開始
■為替市況(14日)

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