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2019.02.25

ウイングトラベル

ENIT、マテーラを紹介するセミナー開催

今年の欧州文化首都に選定、関係者来日しPR

 イタリア政府観光局(ENIT)は2月22日、旅行会社やメディア向けに今年欧州文化首都に選定されたイタリア南部の都市マテーラに関するセミナーを東京都港区の在日イタリア大使館で開催した。当日はマテーラのあるバジリカータ州から関係者が来日。マテーラで今年開催されるイベントや観光資源などについてプレゼンテーションを行った。
 欧州文化首都はEU(欧州連合)が指定した都市で一年間にわたって集中的に文化関連イベントを実施するという取り組み。今年の文化首都にはマテーラに加え、ブルガリアのプロヴディフが選ばれている。イタリアの都市が選ばれたのは2004年のジェノヴァ以来となる。
 セミナー冒頭、ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使があいさつした。スタラーチェ大使は「今年の欧州文化首都であるマテーラは洞窟家屋を始めとした歴史的資源が数多く存在する。また、マテーラがあるバジリカータ州には美しい海岸もあり、非常に魅力的な地域だ。そうした魅力を文化や歴史に関心の高い人が多い日本でプロモーションを行うことは非常に大切なことであると思っている。是非多くの日本人にマテーラや周辺地域を観光してもらい、美しい風景を見てもらいたい」と述べた。
 スタラーチェ大使のあいさつに続き、マテーラ・バジリカータ財団のサルバトーレ・アトゥーチェ会長があいさつを行った。アトゥーチェ会長は「マテーラは1000年以上の歴史を持つ街である。今回欧州文化都市に選定されたことを機にマテーラの魅力を世界中に発信していきたいと思っている。マテーラが世界の人々から観光地として認識されるようになったのは、日本から訪問してくれる人が増えたことが大きなきっかけとなっており、大変うれしく思っている。マテーラは歴史的建造物だけでなく、住民の人間性も魅力だ。是非マテーラの人々のホスピタリティにも触れてもらいたいと思っている」とアピールした。

 

※写真=セミナー冒頭であいさつする在日イタリア大使館のジョルジョ・スタラーチェ大使

 

※写真=現地から来日した、マテーラ・バジリカータ財団のサルバトーレ・アトゥーチェ会長