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2025.06.19

WING

米運輸安全委、LEAPエンジン搭載機に緊急安全勧告

 煙がコクピットや客室に流れ込む可能性

 米運輸安全員会(NTSB)は6月18日(現地時間)、CFMインターナショナル製のLEAP-1Bエンジンを搭載した737MAXを対象に、緊急安全勧告を発表した。さらに、NTSBはエアバスのA320neoファミリーに搭載したLEAP-1A、中国のCOMACのC919搭載用エンジンであるLEAP-1Cでも同様の問題が発生する可能性があるとして、追加で安全勧告を発した。
 これはエンジン損傷時、エンジンから機体に伝わる振動を軽減するための安全装置であるエンジン負荷低減装置(LRD)がエンジンオイルシステムに損傷を与え、高温のオイルから発生する煙が換気システムに侵入し、最終的にはコックピットまたは客室に侵入する可能性があるというもの。