WING
スペースウォーカー、再使用小型ロケットでチャーター打ち上げ市場開拓へ

人工衛星で年間1000基ほどの需要見込む
宇宙ベンチャーのSPACE WALKER(スペースウォーカー、東京都港区)は、自社開発中の再使用可能な有翼式小型ロケットをテコに、故障対応などでニーズが増すチャーターでの小型人工衛星打ち上げ市場開拓を目指す。再使用型エンジンの開発で先行する同社は、業界で先駆けて再使用小型ロケットについて2028年の商用化を狙う。チャーターで利用するには多額の費用が掛かる、既存の使い捨て小型ロケットの半分以下の費用で実施できることから、実現すれば潜在需要を掘り起こし、「世界で年間1000基ほどのニーズが見込める」(SPACE WALKER眞鍋顕秀社長)という。日本では自社で最大年100回ほどの打ち上げを想定するほか、機体リース事業を含め、世界で年1000回ほどの打ち上げに関わる青写真を描く。
※写真=インタビューを受ける眞鍋社長