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中期防でT-7初等練習機の後継機検討へ
2008年度までに49機取得の機体
中期防衛力整備計画に航空自衛隊の初等練習機T-7の後継機検討が盛り込まれた。「教育訓練を着実に実施するため、現有の初等練習機(T-7)の後継となる新たな初等練習機の整備について検討の上、必要な措置を講ずる」と記載されている。航空自衛隊によると、T-7は2000年度に選定され取得が開始され、2008年度までに49機を取得している。耐用命数は公表されていないが、既に30年以上運用されているT-4中等練習機より先に後継機の検討が始められるということになる。中期防の記述から最終年度の2023年度までには後継機を選定するかどうか決めて、機種選定に入ることになる。
ただし、T-7より先にほぼ同型の初等練習機T-5を導入している海上自衛隊では、当初導入した機体は全機、同型機で更新する措置(2巡目の調達)が取られており、この更新では機種選定を行っていない。
※写真=後継機の検討が盛り込まれた航空自衛隊の初等練習機T-7(提供:航空自衛隊)