空港施設、取締役会でLIMの株主提案に反対決議

　JAL・ANA天下り禁止など提案、透明性は十分確保

　空港施設は5月22日、取締役会で株主の香港投資会社系列であるLIM Japan Event Master Fundが示した株主提案について、反対を決議したことを発表した。提案では日本航空（JAL）またはANAホールディングス（ANAHD）からの天下り禁止や、政策保有株式の売却などを示していたが、全6項目で反対を決議した。
　LIM社による株主提案は、1つ目がJALまたはANAHDからの天下りの禁止、2つ目が政策保有株式の売却、3つ目が政策保有株式の目的の検証と結果の開示、4つ目が取締役報酬の個別開示、5つ目が剰余金の処分、そして6つ目が自己株式の取得となる。