ウイングトラベル
★4月の訪日外客数は304.2万人、19年比4.0%増
1〜4月累計1160.1万人、昨年より2カ月早い1000万人超え
日本政府観光局(JNTO)が発表した4月の訪日外客数は304万2900人となり3月に引き続き2カ月連続で300万人を突破した。前年からは56.1%増、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年との比較では4.0%増となった。春の桜シーズンによる訪日需要の高まりに加え、東南アジアや中東地域を中心にイスラム教の断食明けにあわせて海外旅行需要が増加した。また、1〜4月累計の訪日外客数は1160万1200人となり、昨年より2カ月前倒しで1000万人を突破した。
4月の出国日本人数は88.8万人 19年の53.3%水準、回復遅れ続く
一方4月の出国日本人数は88万8000人となった。前年からは58.7%増となったが、19年比では46.7%減となった。19年はゴールデンウィークの10連休があったこともありマイナス幅が拡大することとなっているが、その前年との比較では34.5%減となっており、前月同様の水準となっている。ただ、インバウンドと比べると依然として回復が遅れている状況となっている。
韓国66.1万人、4月として過去最高 中国は53.3万人、コロナ禍前の73.5%まで回復
東南アジアはシンガポールなど3カ国が好調 インドは42.6%増の23200人、4月では過去最高
欧州はイタリア、フランス始め概ね好調 中東地域は前年比67.9%増に
※表=2024年の訪日外客数・出国日本人数の推移(対2019年比)(出典=JNTO) http://jwing.net/t-daily/pict2024/2405/0516in_out-w.jpg