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2024.05.15

WING

英陸軍、3DプリンターをNATO大規模演習で活用

 部品修理・改造を現場で迅速・柔軟に

 英陸軍の第9戦域支援大隊が、NATO演習の「ステッドファスト・ディフェンダー」において、3Dプリンターの利用を開始した。車両のスペアパーツを製造したほか、装備品の改造部品をプリントするなど、実戦での運用を想定した3Dプリンターの活用を開始したかたちだ。ちなみに、英国防省によれば、NATOの大規模演習を直接支援するために3Dプリンターが軍によって使用されたのは世界初のケースとなったという。
 英陸軍は現場において、金属およびプラスチック材料から部品などを出力できるモバイルプリンターを使用しているとのこと。モバイルプリンターであることから持ち運びが容易であることなどが特徴だ。
 3Dプリンティングすることで、前線のトラックの後部などにおいて、金属部品を1時間以内に製造することができるため、わざわざ修理のために部品を発注・発送する必要がなくなり、輸送コストと時間を大幅に節約することができる。

※この記事の概要
・ランドローバー部品をオンデマンドプリント
今後BOXERやAJAXもデータ化