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2024.05.09

WING

イヴ、プロトタイプ機の生産状況を公開

ボーデCEO「生産は順調、飛行試験は予定通り」

 

 イヴ・エアモビリティ(イヴ)は5月8日(現地時間)、ブラジルに整備した工場で生産を開始した同社初のフルスケールeVTOLプロトタイプ機の生産の様子を公開した。
 イヴのeVTOLは、垂直飛行時には8基の専用プロペラを使用し、巡航飛行に際しては固定翼を用いる。最新のコンセプトでは、推進力の冗長性を提供するデュアル電気モーターを動力源とする電動プッシャーを搭載することを決定。部品点数の削減、最適化した構造およびシステムとすることで、低コストおよび低騒音での運航を行うことができるように開発・製造作業が急ピッチで進められている。
 同社は昨年、初のeVTOL生産施設をブラジル・サンパウロ州のタウバテ市に設置することを発表。前述したように、最初のフルスケールeVTOLプロトタイプの組み立てを開始しており、その後テストキャンペーンを開始する予定だ。イヴは3000機近いeVTOLの購入意向を獲得済みで、2026年に就航する予定だ。日本からAirXが先行予約を行っており、イヴのeVTOLが日本の空を飛ぶ日もそう遠くないことになりそうだ。

 

※写真=プロトタイプの製造状況が明らかになった(提供:イヴ)

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