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2024.05.07

WING

カンタス、欠航決定済み便の販売問題で豪公取と和解

 旅客一人250~450ドルの補償金、罰金は1億ドルに

 カンタス・グループは5月6日(現地時間)、事前に欠航が決まっていた便にも係わらず、その便の航空券を販売していたとして、オーストラリア公正取引委員会(ACCC)から訴訟されていた問題で、和解に合意したことを発表した。
カンタス・グループはACCCとの合意に基づく和解金として、計2000万ドル規模の救済プログラムを開始する。旅客一人当たり225ドルから450ドルを支払うほか、オーストラリア連邦裁判所の承認を条件に1億ドルの罰金を支払うとした。ACCCとカンタス・グループは、オーストラリア連邦裁判所に罰金の承認をまもなく求める予定とした。ただ、カンタス・グループとしては裁判所の承認プロセスに先立って、被害を受けた旅客に対する救済プログラムを開始する。