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2024.05.07

WING

JAL、3月の国際線旅客15.7%増、利用率8割超に

 国内旅客は314万人、好調な水準で推移

 日本航空(JAL)は、3月単月および2023年度の輸送実績を発表した。今年3月の国際線旅客は前年同月比15.7%増の60万9004人であり、利用率が82.8%。東南アジア、オセアニア、ハワイ・グアム、韓国、中国の各方面で旅客が前年同月を上回った。JALのほかジェイエア、日本エアコミューター、北海道エアシステム、日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューターによる国内線の旅客数は0.2%増の314万7048人で、利用率が81.7%となり、前年同月を上回るとともに、8割超の好調な利用率を維持した。
 国際線は旅客が前年を上回りながら、8割超の利用率となって好調に推移した。需要を示すRPKでは7.6%増の33億5128万6千人キロになり、供給を示すASKが5%増の40億4781万8千座席キロとなった。方面別の旅客数は、東南アジア線が8.8%増の24万7025人で、オセアニア線が22%増の1万7334人、ハワイ・グアム線が29.5%増の5万6420人、官億戦が18%増の3万6033人、中国線が162.9%増の6万7870人となった。利用率はほぼ8割超で、中国線のみ70.8%。韓国線では94.5%となった。
 国内線のRPKは1%増の24億4221万1千人キロで、ASKが1.6%減の29億8989万7千座席キロとなった。需要では前年同月を上回りつつ、供給を絞ったことで、8割を超える高い利用率となった。

 23年度の国際旅客は1.5倍超に
 国内旅客も増加、利用率76.1%