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2024.04.30

WING

JAXA、「H3」3号機の打上げは6月30日に

 「だいち4号」を搭載し種子島から打上げ

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月26日、「H3」ロケット3号機の打上げ日を、6月30日に設定したことを発表した。3号機には先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)を搭載し、種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から打ち上げる。
 JAXAによると、打上げは6月30日の12 時6分42秒~12時19分34秒(日本標準時)を計画しているとのこと。予備期間として7月1日~30日までを設定した。
 既報の通り、「H3」ロケット3号機の機体形態は1号機、2号機と同じく「H3-22S」に。第1段エンジンについては「Type1A」を2基搭載することとし、試験1号機の「Type1」2基、2号機の「Type1」1基と「Type1A」1基の仕様から変更する。
 さらに、「だいち4号」は、地震や火山噴火水害、土砂災害、森林火災など、頻発する災害監視および状況把握、地理空間情報の整備・更新などを目的とした地球観測衛星「だいち」シリーズの衛星だ。「だいち」、「だいち2号」のLバンドSAR(合成開口レーダ)ミッションを継承しつつ、さらなる高分解能、観測幅及び観測頻度を向上する。

 ※写真=H3ロケット3号機の打ち上げが6月30日に決定。写真は試験2号機(提供:JAXA