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2024.04.24

WING

米空軍研究所、積層造形でロケットエンジン・スラストチャンバー

 レーザー粉末指向性エネルギー堆積法で史上初

 

 米空軍研究所(AFRL)のロケット推進部門が、レーザー粉末指向性エネルギー堆積法(DED)を用いて積層造形した史上初のシングルブロックのロケットエンジン・スラストチャンバーを設計・製造し、高温で焼成したことを明らかにした。
 DEDは高度に制御した大気条件下で、高出力レーザーの集光ビームに金属粉末を噴射する積層造形プロセスだ。積層して造形するのみならず、部品の補修、新機能の付加するクラッディング(肉盛り加工)などを行うこともできることが特徴だ。造形時間が短く、高密度な造形を行うことができるほか、異種金属接合を行うことができるなどのメリットがある。

 

※写真=DED法を使って史上初のシングルブロックのロケットエンジン・スラストチャンバーを製造(提供:米空軍研究所)

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