記事検索はこちらで→
2024.04.23

WING

北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本EEZ外落下か

 最高高度50キロで250キロ東方向へ飛翔

 

 防衛省は4月22日、北朝鮮が内陸部から、少なくとも1発の弾道ミサイルを北東方向に向けて発射したことを発表した。日本政府から付近を航行する航空機や船舶へ情報提供を行ったところ、現時点で被害報告などの情報は確認されていない
 弾道ミサイルは当日15時ごろに発射され、最高高度約50キロで、250キロ以上飛翔したと見られる。落下地点は朝鮮半島東岸付近で、日本の排他的経済水域(EEZ)外だったと推定。詳細については分析中としている。
 政府は今回の弾道ミサイル発射に当たり、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」で関係省庁からの情報を集約し、緊急参集チームを招集して対応を協議した。さらに北朝鮮によるミサイル発射は、関連の安保理決議に違反しているとして、北朝鮮へ厳重に抗議し、強く非難したとしている。
 また防衛省では、防衛大臣が総理指示を受けて、米国・韓国などと緊密に連携して情報収集・分析に全力を挙げること、不測の事態に備えて引き続き警戒監視に万全を期すこと、
の指示を受けて対応に取り組んだ。

 

※図=北朝鮮が発射した弾道ミサイルの飛行イメージ(提供:防衛省)