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2024.04.16

WING

JR東、羽田アクセス線工事の高輪築堤石積を記録・保存

 下り勾配開始地点を田町川へ100mずらす等対応も

 

 JR東日本は4月15日、現在整備を進めている「羽田空港アクセス線(仮称)」の田町駅周辺における工事着手前の試掘調査において、高輪築堤の石積が確認されたことを受けて、記録保存調査を進める方針を明らかにした。その上で、2031年度開業に向けて、工事を進めていくとした。
 「羽田空港アクセス線(仮称)」は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面からの羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する路線として、「東山手ルート」と「アクセス新線」の建設を、2031年度開業を目指して推進している。
 「東山手ルート」および「アクセス新線」は、現在休止している大汐線の橋りょうや高架橋などの既存ストックを有効活用し、東京駅と羽田空港の直結、宇都宮線・高崎線・常磐線方面からの所要時間短縮や乗換解消・低減など広範なエリアからの空港アクセスを改善することに寄与する。これにより、例えば東京駅から羽田空港へのアクセスは、鉄道を利用した場合、現在は30分程度要するところ、乗り換えること無しに約18分で到着することが可能となる。

 

※写真=調査箇所から高輪築堤と思われる石積みが確認された(提供:JR東)

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