ITP Aero、AI使ったエンジン管理「DigitAl Aero」提供

　ITP Aeroは4月10日（現地時間）、人工知能（AI）ベースのデジタルエンジンマネジメントプラットフォーム「DigitAl Aero」ソフトウェアを発表した。
この「DigitAl Aero」は、ITP Aeroのエンジン診断・健全性監視（EDHM）ツールを発展させたもの。EDHMは当初、2017年にシコルスキーS-92ヘリコプターのエンジン用に開発され、現在では世界235機の回転翼および固定翼機で運用されているツールだ。
　ITA Aeroによれば、EDHMは2万8800のエンジンパラメーターの測定値を数分で分析することが可能だが、「DigitAl Aero」は処理能力をさらに大幅に向上。わずかな時間でタスクを完了できるようになり、完全な飛行データ診断機能を提供することができる。