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2024.01.12

WING

エアバス、23年納入数735機、受注数2319機に

 単通路機加え広胴機市場回復が追い風、A350を300機受注

 

 エアバスは1月11日、2023年に民間航空機を735機納入したことを発表した。これは2022年の実績を11%上回ったかたちだ。さらに、新型コロナパンデミックが収束したことを追い風に、同社のベストセラーであるA320ファミリーを1835機受注したほか、広胴機のA350ファミリーも300機受注するなど、計2319機(ネット:2094機)ものグロス受注を獲得することに成功したという。これにより、エアバスの累計受注残数は8598機となった。
 エアバスのギヨーム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は「2023年は、エアバスの民間航空機事業にとって画期的な年であった」とコメント。その上で、「エアバスのグローバルな産業システムの柔軟性と能力向上、そして最新鋭機や燃費効率の高い航空機を導入したいという航空会社からの強いニーズなど、さまざまな要因が重なり、目標を達成することができた」とし、「これは驚くべき成果だ。顧客、サプライヤー・パートナー、そしてこれを実現したエアバスの全チームに感謝する」と話すなど、機体引き渡し、受注数ともに好調に推移したことを振り返った。

 

エアバスは2023年の納入・受注ともに好調に推移。単通路機市場のみならず広胴機市場の回復も追い風に(提供:エアバス)

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