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2024.01.12

WING

能登半島地震、ドローンが孤立地域に医薬品配送

 行方不明者捜索や被災状況調査、情報収集に寄与も

 

 空の産業革命ツールとして社会実装が多方面で進むドローンが、その有用性を如何なく発揮している。能登半島地震の被災地で、孤立地域に対する医薬品配送や被災地域の情報収集、行方不明者の捜索など、まさに八面六臂の活躍を展開している。
 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)によれば、同協議会はドローン関連企業各社と協力して、能登半島地震の被災地での活動を開始した。
 去る1月4日にJUIDAは輪島市から協力要請を受けたとのことで、1月6日から同協議会に加盟するブルーイノベーションとLiberaware(リベラウェア)の協力の下、ドローンによる行方不明者の捜索および被害状況確認等の災害時活動を開始。1月8日16時から、ACSLとエアロネクストの協力を得て、輪島市文化会館から鵠巣小学校避難所(孤立地域内)に向けて、ドローンによる薬品の配送も実施した。実際の発災時にドローンを活用して物資を被災地に届ける試みは、国内で初めてとなった。

 

※写真=震災で孤立した地域にドローンを使って医薬品を配送(提供:エアロネクスト、NEXT DELIVERY)

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