三菱総研、衛星データパイプラインのNSIに出資・事業連携

　インフラ監視・海外情勢把握など顧客課題解決を

　三菱総合研究所は12月25日、New Space Intelligence（NSI、山口県宇部市）に出資したことを発表した。両社は事業連携を図っていく方針で、NSIが有する「衛星データパイプライン」を活用したサービスの開発・提供を共同で進めていく考え。例えば、インフラの状況監視、被災状況や海外情勢の把握などを通じて、国内外の顧客のさまざまな課題解決に貢献することを目指す。
　地球低軌道を周回する人工衛星の数が急速に増加しており、それらの衛星が取得した観測画像の利用が注目されている。衛星による広域かつ定期的な観測画像はさまざまな用途で活用可能で、例えば災害の予兆把握・早期把握での利用は安全でレジリエントな社会の構築に貢献する事が期待されている。