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2023.11.12

WING

LYTEアビエーション、インド市場で40名乗りeVTOLプレ受注

 Vmanから10機の「SkyBus」、巨大な印市場に進出

 LYTEアビエーションは同社が開発することを目指す40名乗りのeVTOLに関して、インドのVman社から、10機のプレオーダーを獲得したことを発表した。LYTEアビエーションは最大40名が搭乗可能なeVTOL「SkyBus」(LA-44)の開発を進めているほか、4.5トンの積載能力を持つ貨物用の「SkyTruck」(LA-44C)を開発中だ。
 LYTEアビエーションの「SkyBus」の航続距離は620マイル(1000km)、最高速度は190マイル(時速300km)。水素燃料電池を動力源とする電気推進システムと、ジェット燃料もしくは持続可能な航空燃料(SAF)を燃料とするタービン推進システムの2つの独立した推進システム融資、タンデム・チルト翼のデザインとなっている。恐らく実現に向けた開発課題は多いとみられるが、同社はフルスケールのプロトタイプは24カ月以内に開発し、量産も5~6年以内に計画しているとした。
 LYTEアビエーションでは、ジェット燃料やSAFの給油ステーションがある既存のインフラを利用するのみならず、あらたに水素補給ステーションを整備する動機を与えるきっかけにもなるとしている。