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2023.10.26

WING

日米豪加新5ヵ国の共同訓練、南シナ海で実施

 「ノーブル・カリブー」駆逐艦やフリゲートなど集結

 海上自衛隊は10月23日、南シナ海で米海軍、オーストラリア海軍、カナダ海軍、ニュージーランド海軍参加の共同訓練「ノーブル・カリブー」へ参加した。これは海自の日本を含む5ヵ国の海軍種が参加した訓練で、通信訓練や戦術運動など各種戦術訓練を行った。
 海自では同訓練の参加について、戦術技量の向上とともに、参加国海軍との連携の強化を図ることが目的であり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化するとした。訓練地域である南シナ海では、中国海軍が力による現状変更など軍事行動を活発化させており、そうした動きに対して関係各国が連携する姿勢を示す、けん制の狙いがあるともみられる。
 訓練へ参加した部隊は、海自から護衛艦「あけぼの」、米海軍から駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」、オーストラリア海軍からフリゲート艦「ブリスベン」、カナダ海軍からフリゲート艦「オタワ」、ニュージーランド海軍からフリゲート艦「テマナ」が参加した。

※写真=訓練に参加した艦艇。手前から「ラファエル・ペラルタ」、「オタワ」、「ブリスベン」、「あけぼの」(提供:海上自衛隊)