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2023.10.18

WING

エミレーツ航空、全客室乗務員にアップル製品配付

 旅客個人に寄り添ったサービス展開や業務効率化も

 

 エミレーツ航空が、アップル社製品を活用した「ワン・デバイス」と呼ばれる新戦略を開始した。同航空客室乗務員2万人全員に、エミレーツ航空のカスタム・アプリを設定したiPhone 13もしくはiPad Airを配布し、機内における旅客サービスの向上と合理化を追求するほか、乗務員の効率化にも寄与するとした。
 エミレーツ航空はこの取り組みにについて既に3200万ディルハム(約13億円)以上を投資し、1年前からアップル製端末の配布を開始した。現在、エミレーツ航空の乗務員7000名以上が、グローバルネットワークの毎日450便でiPhoneを使用しており、今後数カ月のうちに、さらに5000名の客室乗務員がiPhoneもしくはiPadを受領する計画にあるとした。
 エミレーツ航空の社内サービスデリバリーおよびITチームは、客室乗務員のユーザーエクスペリエンスを刷新し、旅客がエミレーツ航空に期待するサービスエクスペリエンスを受けられるようにするため、さまざまなカスタムメイドのアプリを設計・構築する前に、客室乗務員による広範なユーザーリサーチキャンペーンを実施した。これまでのフィードバックによると、Apple製品は客室乗務員の仕事に対する意識を高めつつ、旅客にパーソナライズしたサービスを提供できるようになっているという。

 

※写真=客室乗務員にアップル製品を配布。業務効率化と旅客個人に寄り添ったサービス展開に寄与(提供:エミレーツ航空)

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