大臣命令でジブチへ空自輸送機出発

　イスラエル邦人輸送でKC-767およびC-2待機

　防衛省・自衛隊は10月14日、防衛大臣命令を受けて航空自衛隊の輸送機をジブチへ移動させた。イスラエル・パレスチナで悪化した地域情勢を受けて、現地邦人などを退避させるため、自衛隊の活動拠点であり、現地からほど近いジブチで同機を待機させる。
　この防衛大臣命令は13日、外務大臣から同地域に滞在する邦人など輸送に必要な準備行為の要請を受けたもの。
　この命令を受けて、航空支援集団司令官を指揮官とする在イスラエル国邦人等輸送統合任務部隊を編成した。小牧基地のKC-767空中給油・輸送機1機と、美保基地のC-2輸送機2機が速やかに準備を完了させ、日本を後にした。

※写真＝小牧基地および美保基地からジブチへ向かうKC-767とC-2（統合幕僚監部Xより）