JAL・HAC、航空で中標津・根室地域医療サポート

　住みやすい町への取組み、地域・病院とタッグ

　日本航空（JAL）とグループ航空会社の北海道エアシステム（HAC）は8月29日、新規開設する丘珠－根室中標津線で地方自治体とともに地域医療支援を行うに当たり、関係自治体とともに岡田直樹内閣府特命担当大臣へ報告した。この取組みでは、新路線を機に中標津・根室地域で課題となっている医師の派遣をサポートし、医師家族も対象となる「地域医療パスポート」活用などを推進する。報告を受けた岡田大臣は、地域住民が住みやすい町になることが何よりも大事だとし、航空と地域の新たな取組みを歓迎した。
　HACはATR42-600の4号機導入に当たり、今年10月29日に新規国内路線として丘珠－中標津線へ就航することを明かし、それとともにJALグループとして初めて地域医療支援を行うことを決めた。この支援は、中標津町および医療法人の三樹会とパートナーシップを結ぶことで実現し、地域医療を支える専門医の移動に活用できる「地域医療パスポート」を創設する。