陸自、北海道演習場で発射した対戦車榴弾不明

　弾着確認できず、場外へ出た可能性も

　陸上自衛隊は8月28日、北海道然別演習場で84mm無反動砲の射撃訓練を実施していたところ、対戦車榴弾1発の着弾が確認できない事象が発生したとして、演習場外へ着弾した可能性があるとして、現場の状況について発表した。
　事象が発生したのは然別演習場対戦車火器射場で、帯広駐屯地の第5施設隊が北東方向にある的へ向けて射撃訓練を行っていたところ、12時50分ごろに1発の着弾が確認できない事象が発生した。現在、被害の連絡はないとしている。部隊では演習場内を捜索中であり、着弾の状況についても詳細を確認中としている。

※図＝然別演習場対戦車火器射場の地図（提供:陸上自衛隊）