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2023.08.28

WING

露艦艇が接続水域含む太平洋を南下

津軽海峡通過の情報収集艦、遠距離航行か

 防衛省・自衛隊は、ロシア海軍のヴィシニャ級情報収集艦(艦番号208)が8月20~25日に、三陸沖から千葉県犬吠埼沖にかけて航行していたことを発表した。同ロシア艦艇は去る19日に日本海側から津軽海峡を通過していたものと同じであることが分かっている。
 ロシア艦艇は20日午前11時ごろ、青森県尻屋崎南東沖約80キロの海域を南西方向へ進んだ。その後、25日まで三陸沖から房総半島沖にかけて、接続水域内を含む海域を南下した後に、犬吠埼南の接続水域を出て、南西方向へ進んだことを確認した。
 このとき海上自衛隊では、大湊警備隊の多用途支援艦「すおう」、横須賀警備隊の多用途支援艦「えんしゅう」、第2航空群(八戸)のP-3C哨戒機が警戒監視・情報収集を行った。

※写真=海自が確認したロシア海軍のヴィシニャ級情報収集艦(提供:統合幕僚監部)