In-Space Missions社、英宇宙省から助成金受領

ファラデードラゴンの開発加速、軌道上ペイロードライドシェアサービス

　BAEシステムズの子会社であるIn-Space Missions社が、英国宇宙庁の IBF(International Bi-lateral Fund：国際双務基金)から助成金を受けたことを発表した。同社が進めている軌道上ペイロードライドシェアサービス「Faraday Dragon」（ファラデードラゴン）の開発を加速する方針だ。「ファラデードラゴン」プログラムでは2026年に最初の打ち上げを計画している。同社としては、今回英国宇宙庁から受けた助成金を活用して地域パートナーとの協業の枠組みを確立するほか、「ファラデードラゴン」 のミッションの定義を策定。ライドシェア ミッションの設計製造を加速することが可能になるとしている。
　この「ファラデードラゴン」はアジア太平洋地域初となる定期的な軌道上ペイロードライドシェアミッションの提供を目指した複数機関によるテクノロジーおよびビジネス促進プログラムだ。同社は今年2 月にシンガポールで開催された「Global Space Technology Forum」でコンセプトを発表し、アジア太平洋地域の政府機関、宇宙機関、商業組織、学界との一連の議論と国内ワークショップを通じて、ミッションアーキテクチャの青写真を描いてきたという。