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2023.08.21

WING

丸紅エアロ、空自T-7後継にピラタス「PC-7MKX」

 国内防衛生産・技術基盤に留意、ライセンス国産も視野

 

 丸紅エアロスペースは防衛省・航空幕僚監部がこの春に発出した航空自衛隊の「次期初等練習機飛行教育システム」のRFIに対して、スイスのピラタス社製の「PC-7MKX」(PC-7マークX)を提案していることが明らかになった。本紙の取材に応じた丸紅エアロスペースの上瀧彰社長が明かした。
 航空自衛隊は2028年~29年にも次期初等練習機を導入するとみられている。そうしたなか丸紅エアロスペースは、次期初等練習機提案のパートナーとして、ピラタス社とタッグを組んだ。
 同社が提案する「PC-7MKX」は、2021年に開催されたドバイ航空ショーにおいて、ピラタス社が発表した最新練習機。「PC-7 MkII」をアップグレードした機体で、その外観は「PC-7MkII」そっくり。ただ、ノーズ部分をやや尖った形状としたほか、翼端部分には小型のウイングレットも装備。「PC-7MkII」から空力性能向上を図っていることが分かる。

 

※写真=ピラタス社製の「PC-7MKX」(提供:ピラタス)

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