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2023.08.18

WING

ボーイング、「X-66A」向け「MD-90」が改修先に到着

トラス構造に改修へ、28年に初飛行計画

 ボーイングは8月17日(米カリフォルニア州現地時間)、米航空宇宙局(NASA)と共同開発をする遷音速トラス構造翼(TTBW)実証機「X-66A」開発に投入する「MD-90」が、機体改修作業を施すカリフォルニア州パームデールに到着したことを発表した。機体はカリフォルニア州ビクタービルからパームデールまで移動した。
 「X-66A」はNASAが主導する実験機で、2050年温室効果ガス排出量を実質ゼロとする航空業界が掲げた目標を達成するために研究開発が進められるプロジェクト。機体改修は間もなくスタートし、地上試験および飛行試験は2028年に開始される計画だ。