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2023.08.09

WING

世界の航空旅客需要、6月は前年比31%増

 国内線はコロナ前超え、国際線88.2%水準に回復

 国際航空運送協会(IATA)は8月8日(ジュネーブ現地時間)、6月の世界の航空旅客市場データを公表した。それによれば、旅客需要を示すRPKは前年同月比31%上昇。新型コロナパンデミックで打撃を被った航空旅客市場の回復が、継続しているとした。IATAによれば、国内線・国際線をあわせた旅客需要は、新型コロナパンデミック発生前の94.2%水準にまで回復したという。なお、上半期(1-6月)ベースでRPKをみると、前年同期比47.2%増加した。
 国内線のRPKは前年同月比27.2%増加しており、これはパンデミック前の2019年6月の実績を5.1%上回ったかたちだ。上半期の国内線RPKは前年同期比33.3%増加した。
 一方、国際線のRPKは対前年同月比33.7%増加した。全市場で堅調に回復が進んでおり、2019年6月実績の88.2%水準まで需要が回復した。上半期ベースでは対前年同期比58.6% 増と、急速に回復が進んだ。

※この記事の概要
・ウォルシュ事務局長の所感
・国際線の方面別実績
・主要国における国内線実績 など