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2023.08.09

WING

航空輸送統計5月、国際旅客2.6倍、19年比7割弱

 国内では4割増、コロナ禍前とそん色ない水準に

 国土交通省がまとめた本邦航空事業者による5月分の航空輸送統計は、国際航空の旅客輸送量が127万6000人になり、前年同月比としては164.7%増、コロナ禍前の2019年同月比では35%減となった。人キロベースでは68億645万8千人キロで、前年比120.2%増、19年比が20.9%減になり、座席利用率が75.7%となった。新型コロナウイルス感染症の感染法上5類引下げ以降、国際旅客は右肩上がりで回復しており、コロナ禍前の7割弱、人キロベースでは8割弱まで回復した。
 国内定期航空の旅客輸送量は884万人であり、前年比では39.2%増、19年比では2.2%減だった。人キロベースの輸送量は83億198万7千人キロで、前年比39.1%増、19年比が0.2%減。座席利用率が73.4%となった。国内旅客は国際旅客よりも早い回復で、旅客数・人キロベースとも旺盛な旅行需要によってコロナ禍前とほぼ同程度の水準になった。

※この記事の概要
・貨物輸送量は?
・航空機燃料消費量の状況
・国際線方面別、国内線路線別の実績 など