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2023.08.08

WING

ルフトハンザ、過去最高の第2四半期業績に

 純利益8億8100万ユーロと過去最高

 ルフトハンザ・グループは去る8月3日(現地時間)、第2四半期の調整後EBITが、過去最高の11億ユーロに達したほか、傘下のSWISS、オーストリア航空、ブリュッセル航空、ユーロウイングス、ルフトハンザテクニックの第2四半期業績が過去最高を記録したことを明かした。また、純負債はコロナ危機発生の水準以下に減少したほか、今年の通期業績見通しについて、調整後EBITが少なくとも26億ユーロに達することを明らかにした。
 第2四半期中のグループ収益は前年同期比17%増の94億ユーロとなり、調整後EBITは11億ユーロに増加し、前年の約3倍にまで拡大した。営業利益率ベースでは11.6%に相当し、ルフトハンザ・グループの第2四半期業績として過去最高を更新。純利益も8億8100万ユーロと過去最高を更新し、前年度の2億5900万ユーロを大幅に上回った。
 2023年上半期における同社グループの調整後EBITは8億1200万ユーロとなり、前年の1億8500万ユーロの損失から約10億ユーロ改善。 上半期の調整後EBITマージンは4.9%に上昇した(前年:-1.4%)。 2023年上半期の収益は164億ユーロ(前年:130億ユーロ)に達した。
 ルフトハンザ グループのカールステン・シュポア最高経営責任者(CEO)は好業績を記録したことにスタッフに感謝の意を示しつつ、「安定性を重視する当社の明確な姿勢が、お客様、従業員、株主にとって正しい選択であることが証明された」とコメント。その上で、「LSGグループとAirPlus売却、さらにはITAエアウェイズ買収に関する合意により、当社は戦略的に重点を置いている」ことにも触れ、本業の航空輸送に注力する戦略に重きを置いていることを強調した。

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