★中連協の新会長に石田恒夫JTB-GMT社長が就任

　中国から訪日旅行本格回復へ受入体制準備に注力

　中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会（中連協）は6月27日に通常総会を開催し、黒澤信也会長（JTBグローバルマーケティング&トラベル取締役）が退任し、新たな会長に石田恒夫氏（JTBグローバルマーケティング&トラベル代表取締役社長執行役員）が就任した。総会では2022年度の事業報告と収支報告案、2023年度の事業計画案と収支予算案、身元保証書発行システムの運用窓口の業務委託、同システム負担金の徴収ルールの改定について審議を行い、原案通り承認された。新型コロナウイルスに伴う行動制限が撤廃される一方で、依然として中国の旅行会社による日本向けツアーが制限されている状況が続いている。ただ、中国人の旅行意欲は日増しに高まっており、規制緩和後は一気に旅行客が押し寄せる可能性が高い。そうした中で中連協は円滑な受入体制を整えるための活動に力を入れていく方針だ。

　石田新会長、訪日旅行回復期で就任「重責担う」
　受入準備万全に、コロナ禍後の旅行ニーズ見極め