ボーイング、今後20年の新造機需要4万2595機

　8兆ドル市場と試算、世界のフリートは年3.5％成長

　ボーイングは6月18日（パリ現地時間）、2023年～2042年までの今後20年間において、4万2595機もの新造機需要が見込まれることを明らかにした。金額に換算すると8兆ドル規模に達する計算だ。これにより、2042年に運航されている機体数は、2022年の2万4500機からほぼ倍増する4万8575機に達するとし、年率3.5％のペースでフリートが拡大すると予測した。このうち約2万1000機が成長需要、約2万1000機が現行機の更新需要と分析し、現在運航中の既存機が残存するのは6000機程度と予測した。
　機体サイズ毎の需要をみてみると、単通路機の需要は昨年に比べてやや増加した3万2420機と予想。広胴機需要は7440機と予測した。さらに、リージョナルジェットは1810機、貨物専用機の需要は925機と分析した。

※写真＝ボーイングは今後20年間で4万2595機の新造機需要と予測。8兆ドルの市場と分析した