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2023.06.07

WING

IATAの「Turbulence Aware」にANAが参画

 乱気流回避で安全・効率性に寄与、データ提供

 国際航空運送協会(IATA)は6月6日(イスタンブール現地時間)、第79回IATA年次総会において、「Turbulence Aware Platform」に、全日本空輸(ANA)とウエストジェットが新たに参加したことを発表した。
この「Turbulence Aware」は、時に乗員乗客が負傷したり、あるいは燃料費を増加させる要因にもなっている乱気流の影響を軽減することができるよう、2018年にスタートしたプラットフォームだ。現在、20社の航空会社がプラットフォームに参加しており、1900機以上のデータを毎日プラットフォームに提供しており、2022年には計3100万件ものレポートが作成されたという。
 このプラットフォームでは、参加航空会社が運航する数千のフライトから匿名で乱気流データを抽出。リアルタイムかつ正確な情報により、パイロットとディスパッチャーは最適な飛行経路を選択し、乱気流を回避して最適なレベルで飛行することを可能俊、燃料効率を最大化、さらにはCO2排出量を削減することができる。