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2023.02.03

WING

南九州市の「疾風」が重要航空遺産に認定

 日本航空協会、最後の1機、高い文化的価値

 日本航空協会はこのほど、南九州市の知覧特攻平和会館に展示される四式戦闘機「疾風」を重要航空遺産に認定した。2月14日には認定式を同会館で実施する。
 南九州市の疾風を認定した理由について、同機は日本の航空機開発において第2次世界大戦までの技術的到達点を示しており、文化的価値が高い機体だとしている。かつて約3500機が製造されたが、現存するのは同機1機のみで希少性も高い。    

また戦後に1度米国で飛行可能な状態へ改修されたが、機体各部に製造時のオリジナルの状態を保っているため、貴重な航空遺産だとして協会の専門委員会が認定した。