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2022.12.20

ウイングトラベル

★冬季の日本着国際線提供席数、コロナ前の54.9%

 ANA総研調べ、JAL、ANA、チェジュ航空の順に多く

 

 ANA総合研究所の集計によると、2022冬季スケジュールにおける日本着国際線の提供座席数(当初計画)は1305万席となり、コロナ前の2019年冬季スケジュール実績比で53.9%となった。19年冬季比で1115万席の減少となるが、過去2年間の消失状態に比べれば回復基調に入っている。また、この調査は冬季スケジュールの当初計画で、冬季期間中にも復便、増便が発表されており、当初計画に比べれば実績は上ブレするものとみられる。

 2022年冬季スケジュール期間とは、2022年10月30日〜2023年3月25日まで。2022年11月10日時点でコンピュータ予約システムに登録されている提供座席数を用いた。また、航空業界では一般的に輸送力を示す単位として座席数と距離を掛け合わせた「座席キロ」を用いるが、この調査では訪日旅行者に対応する輸送力分析の基礎データとして活用するため、「座席数」を用いて集計している。

 それによると、2022年冬季スケジュールの日本着国際線提供座席数を航空会社別にみると、上位から日本航空が157万席(シェア12.0%)、全日本空輸が152万席(同11.7%)と日系2社が上位を占め、次いで韓国のLCCのチェジュ航空が64万席(同5.0%)で3位にランクインした。

※写真=ANA総合研究所の集計によると2022冬季スケジュールの日本着国際線の提供座席数はコロナ前の53.9%まで回復する