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2022.12.05

WING

IATA・A4E、欧州ANSPを独立機関で評価を

 最大10%排出削減改革を推進妨げは言語道断

 国際航空運送協会(IATA)と欧州航空連合(A4E)は12月2日(ジュネーブ、ブリュッセル現地時間)、12月5日に開催されるEU運輸大臣会合において、加盟各国は欧州航空交通管理(ATM)に関する勧告に合意し、具体的な環境改善を実現するとともに、独立機関の審査にそのパフォーマンスを提出するよう促した。
 EU運輸大臣会合では、欧州議会との交渉に向けたATMに関する見解に合意する見通し。その議論の最大の焦点は、欧州委員会が2020年に提案した欧州各国のさまざまな航空ナビゲーション・サービス・プロバイダー(ANSP)のパフォーマンスを評価するために、完全に独立した規制当局設置することを求めるもの。これにより、既得権益が実現の妨げとなってきた「単一のヨーロッパの空」(Single European Sky)を推進することを目指す。