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2022.11.22

ウイングトラベル

【潮流】旅行会社決算と海外旅行

 旅行会社の中間決算がほぼ出揃った。JTBの4-9月期は売上高3862億円、営業損失47億円、中間損失29億円で、通期は3期ぶりに63億円の営業黒字を見込む。不確実要因はあるが、国内旅行の回復、旅行以外の売上拡大、通期は訪日旅行の回復で、海外旅行以外の見通しは明るい。
 KNT-CTホールディングスの4-9月期は売上高1067億円、営業利益20億円、中間利益25億円で黒字に転化した。国内旅行の回復とPCR検査やワクチン接種の受付・会場運営業務等の受託事業などの旅行以外が拡大した。通期は売上高2590億円、営業利益40億円を見込んでいる。
 日本旅行の1-6月期は売上高695億円、営業利益32億円、中間利益29億円で、利益ベースで黒字に転化した。売上総利益は国内旅行が165億円、受託事業が82億円とこの2事業が大きく貢献し、通期では訪日旅行事業の回復が期待される。
 阪急交通社グループの4-9月期は売上高860億円、営業利益82億円と営業黒字に転換した。国内旅行が好調に推移、また、宿泊療養施設の管理運営業務など旅行以外の事業の受注が大幅に増加した。