記事検索はこちらで→
2022.11.02

ウイングトラベル

★ロシアルート再開が日本路線再拡大のカギ

 フィンエアー、需給バランスとコスト両立

 

 フィンエアーは11月1日にフィンランド大使館で記者説明会を開催し、今後の事業戦略などについて説明した。説明会に出席した同社のミッコ・トゥルティアネン マーケットマネジメント担当バイスプレジデントは日本市場においては「魅力的なデスティネーションが数多く存在する」とし日本市場における高い潜在性があるとした上で「ロシア上空ルートの閉鎖が大きく影響しており、運航コスト面などを考慮すると現状では東京路線(羽田、成田)の週9便体制がベストな選択肢である」という考えを示した。その一方で羽田線の就航による日本国内各地からの利便性が向上したことや、フライトスケジュールの調整により、ヘルシンキ以遠への欧州各都市へのアクセス性を維持することで、日本での旅客需要にしっかりと対応していく考えを示した。